令和6年新春のご挨拶

  寒中お見舞い申し上げます。
辰年の辰は、本来生存する動物ではなく神話の動物です。その「辰」である龍は誰が見てもまさに力強さを持っており、そのような、力に溢れるような年になると言われています。
 ところが新年早々、大きな災害や事故が発生し、国民一人ひとりに与えた衝撃は計り知れません。
 加えてコロナ禍で「マスク」されていたのか、日本社会の矛盾がここに来て顕在化し、あけてみると社会の変化はあまりに進んでいたというのが実情です。
 2022年の国民一人あたりのGDPは、先進7カ国の名で最下位になっており、日本という国は確実に疲弊しているようです。
 このような社会の変化と弁護士、弁護士会も無縁ではなく、生成AIが、専門職である弁護士の職域を奪っていくとまことしやかに言われる時代です
 いずれにしても 生成AIを普通に使う社会がきています。
 働き方改革も無縁ではありません。運送業界、建設業界、医師の世界で労働時間規制がなされます。
 どこの業界でも、規制の中で業として成り立たせなければなりません。根本的に業務の「生産性」の向上をもたらせることが重要です。
また個人的に以前より関心をもっていたのですが、少子高齢化が進む中で「遺伝子治療」の規制がやっとこさ始まる報道がなされていました。
 問題は、これら全ての課題が、対処療法ではなく、抜本的な対応が必要だということです。
 有意な人材が、満を持して社会の中で活躍されることを思い、念頭のご挨拶とさせて頂きます。